土地家屋調査士林剛事務所 の日記
-
土地家屋調査士って何をする仕事なの?
2015.03.11
-
皆さん、土地家屋調査士という資格をご存知でしょうか?
身内や知人に土地家屋調査士がいる、とか
以前、土地や建物の登記の際にお世話になったことがある
という方以外は、恐らく殆どの方がご存知無いかと思います。
一言でいうなら、土地家屋調査士というのは
土地や建物の”表示の登記”の申請を行う”代理人”を
生業とすることの出来る資格を持った人たちのことを指します。
・・・わかりにくいですよね?^^;自分で書いててもそう思います。
もっと噛み砕いて最初から1つずつ書いていこうと思います。
皆さん、”登記簿”というのはご存知でしょうか?
わかりやすく言うと
法務局(登記所)という所で管理している
土地や建物など不動産に関する帳簿で
人間でいうところの”戸籍簿”に相当するものです。
要は土地や建物の”戸籍”みたいなものですね。
どんな土地や建物が何処にあって
どれだけ面積があるのか?誰の所有物なのか?
といった土地や建物の情報がこの登記簿を見ると分かります。
逆に、これが無いと
土地の境界標(杭やプレートなど)が無くなってしまった場合
(災害や道路工事の際、その他諸々の事情によって)
どこまでが自分の土地なのか?わからなくなってしまい
最悪の場合、境界争いに発展してしまうことも考えられます。
法務局に備え付けられてる”登記簿”を見れば
その土地の位置や形状、面積(地積といいます)などが分かりますし
同じく法務局に備え付けられている”地積測量図”を見れば
正確な境界の位置を測量によって現地にて復元することも可能です。
わたしたち土地家屋調査士は
こういった”登記簿”を作成するための表題部※の
(※表題部については後で詳しく説明いたします)
調査や測量、申請などが主な業務になります。
なので、登記申請の添付書類の1つでもある
上記”地積測量図”を作ったりすることなども
土地家屋調査士の業務になります。
長くなったので、続きはまた次回に書きたいと思います。